ナガメ
裏の家庭菜園でこんな昆虫を発見、初めて見る虫です。
さあ、何でしょう。

季節外れに自生したコマツナの大型のような菜に群れて、菜は枯れそうです。
どうもカメムシの幼虫のように思えます。
体長6〜7mm。左下のは小型、若齢でしょうか?
「カメムシ・幼虫」と入力して検索。

やはり、ナガメの幼虫のようです。これは5令。
ナガメ 菜亀
カメムシ目カメムシ科の昆虫。
学名:Eurydema rugosa
食草:アブラナ科の植物(菜)
体長:8〜9mm
菜につく亀虫だから菜亀、ナガメの命名は簡潔明瞭です。

小型の方は4令幼虫。模様も単純です。よく動いて写真が撮れません。
隣のオオセンナリ(ナス科)の葉に見つけました。体長5〜6mm。

翌日見に行くともう成虫になったものもありました。

明るい所で見ようとナガメが付いた葉をそのまま切り取って、室内で見ることにしました。
臭いも確認できるよう、葉についたままポリ袋に入れました。
窓際で袋を開けましたが、特に臭いはこもっていません。
朝の光に漆のような黒とオレンジ色の模様が輝いて美しい。

腹側を見るためにひっくり返すともうたいへん、大暴れでした。
ここで臭いが出るかと思いましたが、パニック後も臭いは感じられませんでした。
ナガメの臭いについての検索では、あると書いてあるのも、ないというのもありました。

ナガメの成虫は確かに撮った覚えがあります。
探すと2009年のファイルの中にルッコラにいたペアーが見つかりました。

今回孵った成虫よりオレンジ色が濃い個体です。

表のミニ菜園のナスジャガイモ(ナス科)に、黒字に黄褐色の模様のナガメがいました。
裏の畑で孵ったものより薄い色です。どこかから飛んできたのでしょう。
今年はナガメが大量に発生しているようです。
追加:ナスではなくジャガイモの葉でした。但し、翌日にはいなくなり葉を食べた痕は見つかりませんでした。

もっと黄色っぽいのもいました。

2009年にはアリッサムに赤と黒のナガメが来ていました。
ナガメは赤からオレンジ色、褐色、黄色と個体差があるようです。
一般に赤と黒の配色は警戒色と言われ、鳥から身を守るのに役立っています。
その分、臭いが弱くなったのでしょうか。
以前取り上げた赤と黒のカメムシ「ヒメジュウジナガカメムシ」も無臭でした。

菜っ葉は幼虫の大群に取り憑かれると白っぽくなって枯れてしまいます。
今回はまだ葉の野菜がない季節で助かりましたが、冬の葉もの野菜を育てる秋の初めだったら被害甚大。ナガメはかわいいカメムシですが、退治を要するでしょう。

ここまできたら、ナガメの卵も見たくなります。
保存してあった不明の卵の写真がナガメの卵?よく似た幼虫に見えます。
これが1令、上のナガメが4・5令なら連続性があるように思えます。
ところが検索では、ナガメの卵は白黒模様の小さな独楽のようなのが12個、2列にきっちり並んでいました。
ではこの大量の卵の親は誰? また検索です。

わかりました。クサギカメムシでした。
目立たない場所のガラス窓に産みつけられそのまま孵化したようです。
そしてすぐ幼虫達はどこかへ消えてしまいました。

やはりクサギカメムシの成虫写真も保存してありました(2009.10.28.)。
網戸にじっとしていて気味が悪い大きな茶色のカメムシでした。体長約16mm。

カメムシの幼虫はよく似たものが多く鑑別が難しいことがあるようです。
今回はナガメの4〜5令幼虫を見て、クサギカメムシの初令幼虫をナガメの初令幼虫かと間違えそうでした。
今年は是非ナガメの卵を見てみたいのですが、家庭菜園の菜類が食べ尽くされても困りますし、複雑な思いです。
さあ、何でしょう。

季節外れに自生したコマツナの大型のような菜に群れて、菜は枯れそうです。
どうもカメムシの幼虫のように思えます。
体長6〜7mm。左下のは小型、若齢でしょうか?
「カメムシ・幼虫」と入力して検索。

やはり、ナガメの幼虫のようです。これは5令。
ナガメ 菜亀
カメムシ目カメムシ科の昆虫。
学名:Eurydema rugosa
食草:アブラナ科の植物(菜)
体長:8〜9mm
菜につく亀虫だから菜亀、ナガメの命名は簡潔明瞭です。

小型の方は4令幼虫。模様も単純です。よく動いて写真が撮れません。
隣のオオセンナリ(ナス科)の葉に見つけました。体長5〜6mm。

翌日見に行くともう成虫になったものもありました。

明るい所で見ようとナガメが付いた葉をそのまま切り取って、室内で見ることにしました。
臭いも確認できるよう、葉についたままポリ袋に入れました。
窓際で袋を開けましたが、特に臭いはこもっていません。
朝の光に漆のような黒とオレンジ色の模様が輝いて美しい。

腹側を見るためにひっくり返すともうたいへん、大暴れでした。
ここで臭いが出るかと思いましたが、パニック後も臭いは感じられませんでした。
ナガメの臭いについての検索では、あると書いてあるのも、ないというのもありました。

ナガメの成虫は確かに撮った覚えがあります。
探すと2009年のファイルの中にルッコラにいたペアーが見つかりました。

今回孵った成虫よりオレンジ色が濃い個体です。

表のミニ菜園の
裏の畑で孵ったものより薄い色です。どこかから飛んできたのでしょう。
今年はナガメが大量に発生しているようです。
追加:ナスではなくジャガイモの葉でした。但し、翌日にはいなくなり葉を食べた痕は見つかりませんでした。

もっと黄色っぽいのもいました。

2009年にはアリッサムに赤と黒のナガメが来ていました。
ナガメは赤からオレンジ色、褐色、黄色と個体差があるようです。
一般に赤と黒の配色は警戒色と言われ、鳥から身を守るのに役立っています。
その分、臭いが弱くなったのでしょうか。
以前取り上げた赤と黒のカメムシ「ヒメジュウジナガカメムシ」も無臭でした。

菜っ葉は幼虫の大群に取り憑かれると白っぽくなって枯れてしまいます。
今回はまだ葉の野菜がない季節で助かりましたが、冬の葉もの野菜を育てる秋の初めだったら被害甚大。ナガメはかわいいカメムシですが、退治を要するでしょう。

ここまできたら、ナガメの卵も見たくなります。
保存してあった不明の卵の写真がナガメの卵?よく似た幼虫に見えます。
これが1令、上のナガメが4・5令なら連続性があるように思えます。
ところが検索では、ナガメの卵は白黒模様の小さな独楽のようなのが12個、2列にきっちり並んでいました。
ではこの大量の卵の親は誰? また検索です。

わかりました。クサギカメムシでした。
目立たない場所のガラス窓に産みつけられそのまま孵化したようです。
そしてすぐ幼虫達はどこかへ消えてしまいました。

やはりクサギカメムシの成虫写真も保存してありました(2009.10.28.)。
網戸にじっとしていて気味が悪い大きな茶色のカメムシでした。体長約16mm。

カメムシの幼虫はよく似たものが多く鑑別が難しいことがあるようです。
今回はナガメの4〜5令幼虫を見て、クサギカメムシの初令幼虫をナガメの初令幼虫かと間違えそうでした。
今年は是非ナガメの卵を見てみたいのですが、家庭菜園の菜類が食べ尽くされても困りますし、複雑な思いです。
この記事へのコメント
カメムシの模様もいろいろ。
面白いですね!
にっくきカミキリムシやカナブンでも綺麗だと見るのですが・・・・捕殺しない訳にはいけません。
殺したくはないのですが・・・・
菜につく亀虫だからナガメなんて分かりやすいです!
カメムシって大発生する年もありますね。
においもしたりしなかったり・・・
成虫の姿を見たら確かにカメムシって分かりました。
この色のカメムシは見たことがあるような気がしています。
ナガメの卵は見てみたい でも菜類に被害が出るのも悔しい
板ばさみですね。
にっくきカメムシですがきれいなものもいるので全く複雑な心境になります~
巨大ナメクジ、全く知りませんでした。
今見たら茨城県で発見と書いてあったのに、もう淡路島まで行ってしまったとは恐ろしいですね。私はナメクジが大っ嫌いです!
カメムシはきれいなのもあってそれらとは共存ですが、枝豆の大敵、臭い緑色のカメムシ達は袋に落とし入れて処分です。
カナブンはうまく袋に入れられず、被害甚大。集団で群がられて悩みの種です。
花を撮っていると虫はつきもの、昔は昆虫はまったくわからず、幼稚園児だった息子にテントウムシの幼虫を教わるほどでしたが、花と一緒に少しずつ馴染んできました。
カメムシはカメムシだけの図鑑があるほど種類が多いですが、アカスジカメムシやアカスジキンカメムシにも一度は出会いたいものです。
きれいなものは見てみたい、枝豆や菜っ葉は守りたい、カメムシは勝手な私を嫌っているでしょう。
アカスジキンカメムシは私のところでも1年に1、2回しか見ませんが、木の上にいるので見つけにくいのかも知れません。
アカスジカメムシは以前ウイキョウ、つまりフェンネルにたくさんきているのを見ました。とくにこの植物が好きなんだと思います。
ナガメの食草について私の書き方が悪かったようですが、読み直すともう一つ誤りに気付きました。10枚目の葉はナスではなくジャガイモでした。訂正させていただきます。ありがとうございました。
但しジャガイモやオオセンナリ(ナス科)の葉には居ただけで、食べた痕はありませんから、やはり食草はアブラナ科だけでいいと思います。
今、うちの庭ではアブラナ科の野菜は育てておらず、たった1株の菜で育ったものの、葉が萎れたので新しい食草を物色中のようでした。
ルッコラやアリッサムはアブラナ科ですが、撮影した時はまだ食草を知らず食べた痕も確認していません。
アカスジキンカメムシは木の上ですか。視点を変えないといけませんね。
カナブンは洗剤を入れたペットボトルの口を近づけて、そこに落とし入れると聞きました。
私はもっぱらつかみどり。ブルーベリーに頭を突っ込んでいるので、捕りやすいのです。隣のが捕まっても気づかないぐらい無我夢中で、ブルーベリーはさぞかし美味しいのでしょうね。
外来の巨大ナメクジが淡路まで来たのではないだろうと思います。
昔から山には大きいのがいるんじゃないかな?
大きなカナブン、ペットボトルにうまく納まるのでしょうか?
今年は真っ先に試してみます。
うちでは毎年被害甚大なのはタニウツギ・ダルマノリウツギ・青い花のセアノサス ベルサイユです。タニウツギの葉はメッシュになります。
ブルーベリーに来たら確かに美味しさに酔いしれて逃げることも忘れるでしょうから捕り易いでしょうね。
巨大ナメクジ、淡路産でしたか。大ナマズや大ウナギのようなものでしょうか。それにしてもナメクジは思うだけでも嫌です。
この庭にはカメムシはいろいろ集りますが、卵や幼虫は意外に見掛けないものです。
カメムシの幼虫は上の写真の姿に似たものが多いようですから、次からは疑いを持って観ることが出来そうです。でも幼虫で鑑別するのはたいへん難しいと思います。
背中の模様も微妙に違って面白い。
オレンジの成虫より黄色の幼虫の方が綺麗で気に入ってます。
卵もよくとっておかれましたね。
図鑑にも載っていない様な貴重な写真で、この様な生態なのかと勉強になりました。
ナガメの5齢幼虫、2009年のブログに確認しました。
この年、私はブログ1年生。さすが先輩です!
卵もナガメだとめでたしめでたしだったのですが、これはクサギカメムシのでちょっとがっかりでした。