サンシュユ
サンシュユ
山茱萸 ミズキ目ミズキ科の落葉小高木。
学名:Cornus officinalis
別名:ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ
原産地:中国及び朝鮮半島
早春の花、サンシュユ。
伸びやかに育った枝に黄色い花をどっさりつけて春の到来を告げます。

若い枝は天まで届けと屋根をこえる勢いです。

葉が出る前に黄色の花が一斉に咲きます。

陽を受けて輝く花を見ると、ハルコガネバナと名付けられたのも頷けます。

褐色の総苞片が逆光で赤く見えます。

4枚の総苞片に囲まれて20〜30個の小花が散形花序に付きます。

小花は両性花。花弁4枚、雄しべ4本。

細い花柄が放射状に伸びています。

反り返った花弁の中央に花盤があり、蜜を出しています。
この構造、どこかで見たことがありますね。

ヤツデです。但しヤツデは花弁5枚、雄しべも5本。
ヤツデは セリ目ウコギ科。植物にも「他人のそら似」があるようです。
花盤がある花は構造が似るのでしょう。

花も花盤も黄色で撮り難いサンシュユの花。
花盤の中央に花柱がⅠ本づつ立ち上がっています。

今年は蕾を見過ごしました。
これは昨年3月1日の画像、4枚の総苞に包まれて黄色の蕾が覗いています。

樹皮は比較的若い幹でも剥がれ易く、太い幹ではと灰黒褐色と淡褐色のまだら模様になっているものもあります。

サンシュユの株元は程よい日陰をつくり、クリスマスローズ・シャガ・フタリシズカなどが順に花開きます。ただ今クリスマスローズ開花中。

サンシュユの名は山茱萸の音読みです。
漢方薬の山茱萸はサンシュユの完熟果実を乾燥させたもので、徳川時代から日本でも用いられていたそうです。
サンシュユは別名アキサンゴと言われるように秋には赤く美しい果実が下垂します。
しかし、しかし、この夕菅の庭のサンシュユには果実がほとんど見られません。
昨年は一つも実らず、今まで多かった年でも5個以内です。
こんなにたくさんの花が咲くのに、一体どうしたことでしょう。
山茱萸 ミズキ目ミズキ科の落葉小高木。
学名:Cornus officinalis
別名:ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ
原産地:中国及び朝鮮半島
早春の花、サンシュユ。
伸びやかに育った枝に黄色い花をどっさりつけて春の到来を告げます。

若い枝は天まで届けと屋根をこえる勢いです。

葉が出る前に黄色の花が一斉に咲きます。

陽を受けて輝く花を見ると、ハルコガネバナと名付けられたのも頷けます。

褐色の総苞片が逆光で赤く見えます。

4枚の総苞片に囲まれて20〜30個の小花が散形花序に付きます。

小花は両性花。花弁4枚、雄しべ4本。

細い花柄が放射状に伸びています。

反り返った花弁の中央に花盤があり、蜜を出しています。
この構造、どこかで見たことがありますね。

ヤツデです。但しヤツデは花弁5枚、雄しべも5本。
ヤツデは セリ目ウコギ科。植物にも「他人のそら似」があるようです。
花盤がある花は構造が似るのでしょう。

花も花盤も黄色で撮り難いサンシュユの花。
花盤の中央に花柱がⅠ本づつ立ち上がっています。

今年は蕾を見過ごしました。
これは昨年3月1日の画像、4枚の総苞に包まれて黄色の蕾が覗いています。

樹皮は比較的若い幹でも剥がれ易く、太い幹ではと灰黒褐色と淡褐色のまだら模様になっているものもあります。

サンシュユの株元は程よい日陰をつくり、クリスマスローズ・シャガ・フタリシズカなどが順に花開きます。ただ今クリスマスローズ開花中。

サンシュユの名は山茱萸の音読みです。
漢方薬の山茱萸はサンシュユの完熟果実を乾燥させたもので、徳川時代から日本でも用いられていたそうです。
サンシュユは別名アキサンゴと言われるように秋には赤く美しい果実が下垂します。
しかし、しかし、この夕菅の庭のサンシュユには果実がほとんど見られません。
昨年は一つも実らず、今まで多かった年でも5個以内です。
こんなにたくさんの花が咲くのに、一体どうしたことでしょう。
この記事へのコメント
牧野博士が「春黄金花」「秋珊瑚」と呼んだサンシュユは、秋に真っ赤な実がなるんじゃなかったんですか!
我が庭の貧相な木にも真っ赤な実がいっぱいつきます。
どうしてなんでしょうね? 不思議。
茶色の丸い蕾も可愛くて、オールシーズン楽しめる木ですね!
サンシュユの花からヤツデの花をイメージされるのは、さすが夕菅さんですね。確かに花弁が反り返りますね。
いいなー。
うちの庭でもっと寒い時咲くロウバイはたくさん実を付けますし、ミツバチやヒラタアブの仲間もあちこちで見掛けます。
拡大した花を見ても雄しべからは花粉が出ていますし、雌しべの柱頭も光っています。
ああそれなのに、このサンシュユは何故不捻性なのでしょう!
春は黄色の花が多いように思います。
この機に調べたんですが、今までひえつきぶしの歌にあるさんしゅうはこの木とばかり思っていました。山椒の木らしいですが、
「さんしゅうは山椒の木と思っていましたが、違っていた」とかのコメントもあったりして愉快です。
あ-、でもどうしたことでしょう。703さんが言われるように、うちのサンシュユも秋にはたくさんの赤い実を付けます。冷え症にいいと採っていかれる方も。あとは小鳥のごちそうです。
サンシュユの花とヤツデの花、ミズキ目とセリ目なのに、やっぱり似ていますね。
植物版「他人のそら似」を集めるのも面白いかもしれません。
寒さに強いはずですから北海道にあってもいいはずですがよほど少ないのでしょうか。
ヤツデとウドはウコギ科で花はよく似ていますね。
サンシュユも毎年見慣れた木ながら、いざ記事にしようとして調べたり接写したりすると、今まで知らなかったことや気付かなかったことが色々出てきます。
先に多摩NTの住人 さんがサンシュユのブログに「庭のさんしゅうの木」の歌のことを書かれた時、歌詞の意味を調べるとこの歌は源氏の那須大八郎と平家の鶴富姫の悲しい恋の物語でした。
あらためて「正調ひえつき節 (稗搗き節)」をYouTubeで聞いてみると素朴で哀調深く感じ入りました。
もちろん庭のさんしゅうの木はサンシュユではなく山椒です。
サンシュユに実が着かないのはうちだけなのでしょうか。
夕菅さんは美しい花に撮られています!
それに花の造りも今さらなるほどとうなずいてしまいました。
言われてみればヤツデに似ていてまさに他人の空似ですね。
小さな花ひとつがくっきりはっきり見えて色がきれいに出ているのでうれしくなりました。
実がならないのはくやしいですね。
私が見る大きな木でも花はいっぱいつけてもわずかしか実らないものが多いです。
いつも不思議に思っているのです。
性格の差 地域の差 土壌の差 様々な要素が影響しているのでしょうか・・・
きれいなサンシュユをありがとうございました。
「庭のさんしゅうの~え」のさんしゅうは山椒のことだとこの間聞いたのです。今まで知らなかったです。
私も毎春マクロで失敗ばかりしていました。
今年はひょっとと思ってリコーのコンデジで撮ってみたら、意外に写っていました。
ひえつき節は文字通り、収穫した稗を食用にするために搗く時の仕事唄で、歌詞は悲しい恋の物語。 歌詞を追いながらYouTubeで「正調ひえつき節 」を聞くと厳しい暮らしぶりも想像され胸にこたえました。
秋に赤い実がついたらなおうれしいでしょうが、何故か実りません。
びっしり付いた画像に驚いたこともありますが、少ない木もあるのですね。
花盤のある花はユーモラスに感じます。
蕾のころから咲き始め、咲き終わった後、葉っぱ、樹皮が向ける感じ等観察し甲斐のある植物です。
広いお庭でこれから草も生えてお手入れも大変でしょうね。
狭い庭でも出て草取り南下していると、半日なんて1時間くらいの感じで過ぎていきます。
サンシュユと音読みしても花が思い浮かびませんが、ハルコガネバナといえば春の到来を報せる輝くような黄色の花を思い描くことができそうです。
難といえば葉が虫に好かれることで、アメリカシロヒトリやヒロヘリアオイラガがつくことがあります。
暖かくなったのでこれから草取りがたいへんですね。サンシュユの下のようにカバープランツがうまく地面を覆ってくれると草取り不要で私の理想の庭になるのですが、なかなか思い通りにはなりません。
夕菅さんにも春黄金花にも悪いわ。
でも、ビスタって酷くて「春漕がねばな」なんて出てくるんですよ。(泣笑)
どうぞお気になさらないで下さい。適当に読み替えていますから。
私はとんとんさんへのコメントで「とんとんさん」と書いたつもりだったのに「さん」がなかったことに後で気付いてお詫びしたことがありましたよ。