ヤノネボンテンカ

すすめられるままに ブログというものを初めてみようと思い立ったものの 初めての試みはなかなか勇気がいりますね。
私の庭は今、自生のトレニアやメランポジウムが悲鳴をあげたいほど咲き誇り、負けじとばかりに秋明菊、萩(白花)、醉芙蓉が秋の到来をを告げています。
今年は亡き叔母の庭からいただいたヤノネボンテンカがたくさんの花をつけましたので、このブログのはじめにこの花を飾りましょう。

ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)
 アオイ科
 別名 タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)
 原産 南アメリカ(帰化植物)
高砂芙蓉100花wb.jpg

 この花は葉が矢じり型をしていることからヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)といわれる。

高砂芙蓉08-2.jpg

また花の裏側は赤い筋が放射線状に走り、何か艶かしさがある。

高麗芙蓉4輪wb.jpg

高砂芙蓉裏1wb.jpg

5月から6月、蕾がいっぱいあるのに開花しない。

高砂芙蓉閉鎖花wb.jpg

ひと花も見ていないのにもう種ができている。これはどういうことだろう? 
調べてみたらこの花は「閉鎖花」といって自家受粉によって種をつくることが多いという。
閉鎖花はスミレやツユクサにもよくあり、親と同じものを残すためのしくみらしい。

高砂芙蓉種1wb.jpg

追記
はじめタイトルを「高砂芙蓉」としていましたがこれはこの花の別名とわかりましたので、「ヤノネボンテンカ」に訂正いたしました。

この記事へのコメント

2009年08月04日 22:53
こんばんは 夕菅さん 今日は訪問して下さりありがとうございました。 タカサゴフヨウの花がとっても綺麗に撮されていますね。 花の裏側の赤いスジもとてもよく表現されていて、素晴らしいです。 閉鎖花についてもちゃんと調べられたのですね。 私もこの花が好きなんですよ。
花と昆虫の関わりもよく観察されていますね、これからも時々立ち寄らせて頂きます。
2009年08月05日 00:30
なかなかさん
過分なコメントをいただきまして、ほんとうにありがとうございました。
なかなかさんの“花*花・flora”に巡り合ってから、お気に入りに入れて時々拝見していたのですが、ヤノネボンテンカの見事な観察記録を読んで感激し、つい、コメントをお送りしてしまいました。

私のは幼稚で狭いフィールドですからおはずかしいのですが、そんな中にもその目でみれば私にとっては新しい発見があって楽しんでいます。
これからも“花*花・flora” 愛読させていただきます。
2010年07月23日 13:17
わんちゃん 

古い記事まで見ていただきましてありがとうございます。
私も初め従兄弟からこの花の名前を尋ねられて、何だろうと半月ほど
悩みました。
この辺りでは見たこともない花でした。
他の花の検索中偶々この花を見つけた時の嬉しかったこと!
そしてそのご縁でこぼれ種で自生した苗を分けていただきました。
今では周りにたくさん孫が出て来ています。

<後日わかったこと>
いつも山野草をさりげなく飾っていらっしゃるおそば屋さん、
風雅な花器にこの花を上手に活けていらっしゃいました。

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